週半ばから北寄りの風が強くなり海は荒れ、26日と27日の出船予定は中止になりました。
昨日28日はようやく1週間ぶりのライトトローリングにて海へ出ましたが、
半日という限られた時間の中ツムブリが1本上がったものの
続くマズマズサイズの当たりもバレてしまい時間切れ・・・。
本日29日(日曜日)は車に乗り換え北上???
沖縄本島の最北端、国頭村は宜名真(ギナマ)漁港の「フーヌイユ祭り」へ行ってきました。
フーヌイユとは?
沖縄ではシイラを方言でマンビカーと呼ぶのが一般的ですが、
宜名真地方ではフーヌイユと呼んでいます。
「フーヌイユ祭り」は昨年から始まった新しい企画で今回で2回目の開催になります。
おそらく地域おこしの一環として宜名真のフーヌイユをPRするためのイベントだと思います。
この地方では古くからシイラ漁が盛んで、その伝統漁法は数百年の歴史があるそうです。
会場では漁の様子がビデオ上映されていましたが、エサを使った曳き縄で釣っていました。
シイラは見た目がイカツイせいか?日本国内では食べない地方も多いようです。
しかし海外ではハワイのマヒマヒ料理やヨーロッパでもソテーなど人気がある魚です。
小骨が無くナイフとフォークで食べやすいから?かもしれません。
刺身も美味しい魚ですが処理のやり方か?たまに下痢をする事があるので注意が必要です。
基本的に火を通せば何の問題も無く、ジューシーで大変美味しい魚だと思います。
最近スーパーの鮮魚コーナーでも県産のシイラや沖サワラを良く見かけます。
通常は切り身(加熱用)としてパックに入って150円/100gくらいで売られています。
以前は98円/100gとか、比較的安い魚でしたが、最近は県産&天然物の魚が
見直されているせいか?マーマー良い値段がついています。
下画像は本島中部のスーパーで売られていた一匹丸ゴトのシイラ(奥)と沖サワラ(手前)
両方共1mオーバー、10kgくらい(シイラ¥8000)(沖サワラ¥9000)
「フーヌイユ祭り」会場では、シイラの味噌汁、シイラそば、フライ、天ぷら、シイラバーガー
など食べる事が出来る他、お土産用の干物や加工品も販売されています。(下画像)
個人的に特に気に入ったのが何と言っても揚げたてのシイラフライです!!
ニンニクが効いてジューシーな白身が最高に美味しかったです。
全国的にもシイラのイベントというのは珍しいと思います。
シイラ料理や食べ方など、とても勉強になりました。
静かで美しい環境にある宜名真漁港
宜名真漁港ではシイラの天日干しが、この時期の風物詩となっています。
空気が乾燥する今頃が気候的にも干物作りに適している時期なのでしょう。
冷蔵庫が無い時代は保存食として貴重な食べ物だったと思います。
シイラの干物/真空パック(冷凍)で売られていました。
食べ方(上画像をクリックすると拡大して見れます)
フライ(最高に美味しかったです)
シイラバーガー(フライをサンドしてタルタルソースで)
シイラそば(ベースは沖縄そばでシイラの内臓/胃袋?)
天ブラ(シイラ料理の定番)
シイラフレーク(干物をフレーク状にしたもの)
シイラ味噌(甘辛い味噌にシイラフレークが入っている)
プログラム(上画像をクリックすると拡大して見れます)
マグロの解体ショー
記事と写真:クレーンズ沖縄「鶴丸」船長、鶴巻守
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