「釣果ブログ」2007年からの情報満載!

270kgのブラックマーリンと9人の観光客
Black Marlinブラックマーリン(和名シロカジキ) 全長3550/胴周り165/推定270kg

 突然の強烈なクリック音でHit!!直後のファーストランで水面から垂直に飛び上がり全身を見せたカジキ。まさか?こんな大物とは思っていないので、その時は150kgくらいに感じた。そして初乗船のゲストがファイト開始するもカジキに圧倒され硬直状態が続く。悪戦苦闘しながらも何とか次々に6名がリレーでファイトして船尾に寄せた水面下の魚影を見て驚愕!まだ掛かってから1時間程しか経っていないし、まさかこんなにデカイとは・・・。鶴丸はクルーがいないので最後は私(船長)一人で、この200kgオーバーのモンスターを仕留めなければならない。電気ショッカーでもあれば楽チンだが、カジキの場合いろいろ難しいので使えない。そして格闘の末、何とか仕留める事に成功したが、ツノが船体に突きささり穴が空いてしまった。幸い喫水線より、かなり上だったので船が揺れた際にチョロチョロ浸水する程度で大きな問題は無かった。正直な所150kg以上の大きなカジキは、釣るのも釣った後も何かと大変なので、あまり好きで無い(笑)。デッキに上げる際も体高が高いのとシロカジキ特有の折りたためない胸ビレのせいで、ゲートを少し壊しながらも5~6人で、強引に引き上げるしかなかった。
270kgのブラックマーリンを釣っている男
 ということで、2011年9月7日の過去最大238kgクロカジキを上回るモンスター級270kgのシロカジキが上がり、約8年ぶりに「鶴丸カジキ最大記録」を更新。沖縄で釣れるカジキは圧倒的にブルーマーリン(クロカジキ)が多く、鶴丸は創業から15年目になるが、シロカジキは本日でわずか3本目。2011年9月のクロカジキは全長3.7mだったので、長さで若干劣るもののシロカジキはツノが短く、体高が高くずんぐりしている傾向にあるので重量的に上回っていても不思議では無い。基本的な重量を算出する際に体長と胴回りから280~300kgくらいになったが、過去の200kgクラスの画像と比較など大げさにならないよう慎重に精査し、やや控え目で推定270kgに決定した。
 ちなみに本日のゲストは、全く普通の皆さんで観光か仕事で沖縄に来てから何と!前日予約での釣行だった。もちろんカジキトローリングも初体験で船釣りなど、やらない方も乗船していたと思う。トローリングの醍醐味は、本日のように誰でも、やる気さえあれば超大物が釣れてしまう(笑)。初めてだけど釣れますか?という問い合わせが多いが、まさに本日は、かなり極端な初心者の実績となった。

270kgのブラックマーリンと横に寝ている男性
270kgのブラックマーリンとアングラー
ブラックマーリンとファイト中の男
270kgのシロカジキとファイトしている男性
ブラックマーリンを仕留めた瞬間
Black Marlin fishing&trolling
カジキとファイト
トローリングで仕留めたシロカジキ270kg
シロカジキを釣っている男性
270kgのブラックマーリンと鶴巻船長

270kgのブラックマーリンを釣り上げたロッド(鶴巻船長自作)
▼船長(鶴巻)自作、スタンドUPマーリン専用ロッド「Short Marlin2018」
 2017年から5本作った中でも現在メインで使っている一番のお気に入り。本日の超大物カジキにも負けない強さ&しなやかさもある理想的なロッドという手応えをつかみ揺るぎない実績を上げた。今まで試行錯誤しながらも、私の目指している世界に1本だけ!最高のロッドへ近づいており大変うれしい。
270kgのブラックマーリンを釣り上げた鶴巻船長自作ロッド
270kgのブラックマーリンが目前で緊迫
270kgのブラックマーリンを船に引き上げる様子
270kgのブラックマーリンのテール
ブラックマーリン270kgの折りたためない胸ビレ
船に引き上げた270kgのブラックマーリン
270kgのブラックマーリンの船からはみ出した尾
270kgのシロカジキと9人
270kgのブラックマーリンの頭部
270kgのブラックマーリンと9人のゲスト
シロカジキの頭部の拡大画像