ブルーマーリン(和名クロカジキ) 推定50kg
6月28日にカジキを釣り上げた常連アングラーI様のトローリング。前回より小ぶりながら今年2本目となるブルーマーリンを釣り上げた。サイズが小さかったという事もあり、まだ余力があったので2匹目を狙い、終了間際に又ヒットしたが針掛かりせず。帰りの飛行機(18時発)に間に合わすため若干早目に帰港した。
「8月のカジキトローリング総評」
8月初めから台風に翻弄され欠航が相次ぎ、お盆休みの繁忙期も台風銀座で話にならず、予約日をずらして出船し何とかフウライカジキを1本上げるのが精一杯。そして、ようやく月末に台風は去り、まともにカジキを狙えるコンディションが整い、ようやく本命のブルーマーリンを2連発する事ができた。
ちなみに昨年(2017年)8月は、台風が少なく沢山出船した割にカジキが少なく1本も上がっていない。対照的に今年(2018)8月は、出船数は昨年の半分にも満たい厳しい状況ながら、当たりも多く実際に3本上がったのでカジキの状況は、まずまず良かったと言える。もっと沢山出船していれば5~6本上がっていても不思議でない。
本日8月30日で2018年のカジキ全釣果は「21本」を達成。過去13年間(2006~2018)、「1月~8月のカジキ釣果」も、2016年の21本と並び過去最多を記録した。今年は6月から例年以上に台風の影響で欠航が多いが、少ない出船数の割にカジキは上がっている。
「カジキが釣れる確率は?」
という問い合わせが多いが、何を基準に算出するか?安易な計算で回答したら誤解を招くので返事に困る。いつも同じ条件で同じ事の繰り返しでは無く、状況によって内容がバラバラ。例えば?お客様によっては、時間や行けるポイントの制約があったり、要望があればカツオなどライトトローリングをカジキと同時にやる事もあるので、その場合もちろんカジキの確率は下がる。また、人によっても違う極端な実例として「7出船で5本」釣っている強運な人もいれば、5回くらい出船して当たりくらいあるものの1本も上がっていない不運な人も少しだけいる。
カジキはファイト中にバレる事が多く1時間以上もファイトして、あと数mの所でバレた場合など特に、いろんなタイミングがちょっとだけ違っていたら、ギリギリ上がったかも。もしくはキャッチ&リリースが前提なら、目前でバレたとしても釣果としてカウントして良いような場面もあり、そういう状況も釣果に入れるべきかどうか判断が難しい。
いずれにしても「海はアナログな世界」なので計算通り思うようにいかない!特にカジキなどの大物釣りは、確率とかメンドクサイ事にとらわれること無く「大海原に身をゆだねる!」という大らかな気持ちで楽しむものだと思う。初乗船の初心者でも、いきなりカジキが釣れる!という事も珍しくありません。沖縄で年に一度の運だめし!気軽にカジキに挑戦して頂けたら幸いです。
さあ!9月もカジキの良い時期です。まずまずの予約を頂いているのでハリキッテいきましょう。台風が来ないよう祈ります。