海荒れ苦戦の30日＆31日

　10月22日に遥か太平洋上で発生した台風26号YUTUは、ゆっくりとした速度で西へ進み、このブログを書いている11月1日の時点でもまだ台湾付近にあり、今年一番の「長生き台風」らしい。台風の進路は幸い沖縄から、かなり離れていたので直接的に何の影響も無かったが、27日～の週末は少々海が荒れキャンセルが出るなど出船は全て中止になった。

　そして前回10月23日にバショウカジキが上がってから、ようやく1週間ぶりの30日にカジキトローリングにて出船。8年ぶりの親子アングラーの乗船にて、開始早々からカジキや他魚もバンバンヒットしたが、2時間くらいたったころ小学生のお子様の体調不良(発熱？)で突然のギブアップ。魚が湧いている大変良い状況で、もうし少し頑張ればカジキが釣れそうだったが、思いもよらず短時間の釣行になり1.1m/10kgクラスのカマスサワラ(下画像)1本の釣果。
　

↑30日↑
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↓31日↓

　10月31日は、少し台風が遠ざかったものの、他の影響もあったと思うが最大風速15ｍ/波3mという通常なら中止するような荒れ模様で、もちろん私(船長)は気が進まず中止にしても良かったが、本日のお客様は、だいぶ前からジギングの予約をされ楽しみにしていたし、何と！皆さん船乗りという事で海のプロなので荒れていても問題無い。どうしても釣りをしたいという熱意に負け近場の限定海域へ出船。早朝から雨混じりで更に、風速10ｍ以上の強風で過酷な環境だったが、開始早々から運良くタマン(ハマフエフキ)の群れに当たりダブルヒットで2本上がり、他にもバレる場面もあった。しかし、その後は移動するのも大変で、少しでも沖へ行けば波高く5名中3名は、直ぐに船酔いでダウン。やはり、大きな船と揺れの質が違うので、さすがの船乗りでも波にかなわない。それでも復活を願い元気な2名で頑張ったが結局、良いポイントへ入れず、ほとんど当たりも無く苦戦した。正直な所、小物が少し釣れるくらい？下手したらボーズかも？という心配をしていたので、まずまずのタマンが2匹釣れて良かったです(笑)。

　ということで10月は、いきなりの台風で始まり中盤は穏やかになり良かったが、また最後も台風に翻弄されてしまった。しかし、全体的に魚の活性が高く良い状況が続いたと思う。少ない出船日数ながらもチャンスは逃さず、トローリングは高確率でカジキ釣果4本と、他にもシイラやカマスサワラなどの外道も多かった。もちろんボーズなどありえません。これでもか！というくらい20回ヒットしまくった日もあった。もっと沢山出船していればカジキ爆釣だったに違いない。ちなみに10月の全出船9日間の釣行を全て真面目にブログへUPしています。皆様、乗船ありがとうございました。