「釣果ブログ」2007年からの情報満載!

カジキ90kgとアングラーの男
ブルーマーリン(クロカジキ) 推定90kg

5月22日は17日から5日ぶりのカジキ狙いのトローリングにて出船。開始早々に幸先良くカジキヒット!初乗船のアングラーが40分ほどファイトしてランディング成功。

ゴールデンウイーク以降は出船日数が少ない中ポツポツ当たるもののバレたりで、ようやく何とか釣果に恵まれたという感じです。

続く翌23日もカジキが掛かり30分程ファイトして100mまで寄せたあたりで突然ポンピングのピッチが早くなった瞬間!何とバレ・・・。急に強く引き過ぎたために口切れしたようなバレ方でした。

おそらく今にもちぎれそうな浅い針掛かりだったと思います。こういう場合は強引にファイトすると身がちぎれてしまいます。ちなみに針はかならずしも口に掛かっているとは限りません。カジキの場合けっこうスレ掛かりも多く例えばエラブタや下アゴの柔らかい部分など、時には目玉や胴体の皮1枚という事もあります。
カジキと格闘中の男性
基本的にカジキのバレ方には2種類あると思われます。今説明した「口切れ」の他にもう一つは「針外れ」です。カジキは針外しの名人!特に、何らかの理由でテンションが緩んだ場合に頭を左右に振って針を外そうとします。例えば最初はけっこう良い所に深く掛かっていたが長時間に及ぶファイトの末、除々に針穴が広がり今にも針が外れそうになる事があります。

こういう場合はギンギンにラインテンションをかけて巻けばバレる事は少ないでしょう。しかし、やっかいなのは針が何処にどういうふうに掛かっているか最後まで分からないので・・・。じゃーどうするか?初心者には難しいと思いますが、針掛かりが悪い場合も想定して、ラインから伝わってくるカジキの動きを常に頭でイメージしながら竿の弾力とドラグを上手く使い、カジキを暴れさせないように程良いラインテンションを一定に維持するなど、駆け引きしながら巻き取ることが大事です。

釣りの基本は、たとえ大きなカジキにおいても共通だと思います。せっかく掛かったカジキをバラさないために!基本を守って頂けたらランディング率も上がります。先日から何度も書いていますが、カジキの口の硬い所に針がガッチリ掛かっていれば初心者が間違った巻き方をしても簡単にバレません。しかし、どんなに上手なアングラーでもバレる時はバレます。

とにかく一生懸命頑張って頂き、それでもバレたら仕方ありません。また次、釣りに来て下さい(笑)。
沖縄でカジキとファイト中
初心者向けにヒット率を上げる!バラさないるための注意事項を下記の通り、まとめました。
1.事前準備
いろんな動画を見て勉強したり、イメージトレーニングするなど事前に予習して下さい。
出来れば地元で小物釣りでも良いので、できるだけ多く船に乗って沖釣りに慣れて下さい。
運動不足の方は筋トレなどやった方が無難ですが、体力を使わないように要領良くファイトすれば女性でも可能な世界です。

2.釣行間近~前日
カジキとのファイトはハンパではありません。前日からアルコールを控え睡眠をたっぷり取り体調を万全に!
トローリングは走りっぱなしなので基本的に他の釣りに比べたら船酔いしにくいですが、外洋で長時間に及ぶ事も多く船に弱い方は要注意!かならず酔止薬を服用して下さい。

3.トローリング中
ルアーに近づいてきても食いつかないカジキもいます。そういうカジキを見つけたら船長は諦めずヒットへ繋げる努力をします。実際にお客さんが最初に見つけたカジキを粘って釣り上げた事も数回有り。
なので、できるだけ居眠りをせずにルアーの付近や船の周囲もキョロキョロ見張って下さい。魚影、背ビレ、ツノなど見つけたら直ぐに教えて下さい。
偏光サングラスをかけることで魚影が見やすくなるので出来れば準備して下さい。

4.カジキが掛かったら
ファイト中は集中して魚の状態を常に頭でイメージして下さい。周りの人との雑談は禁止、水分補給などする場合でもリールを巻く手を休めないように。
※とにかくカジキはバレやすい魚なので油断禁物!必死で頑張って下さい。
ファイトに関しての詳細事項は文章で表現しずらいので、通常は当日の朝、出船前に練習&説明をしております。
その他、質問や不明な点があれば何なりと聞いて下さい。
↓YouTube動画↓

カジキと横の男性
カジキアングラーと鶴巻船長
釣り上げたクロカジキの尾ビレとアングラー
カジキ、ハーネス
↓5月23日↓
カジキはバレたが、良型のシイラが上がりました。
雄の良型シイラ
↓以下画像23日のカジキファイト↓
カジキ釣り中
カジキファイティング